駆け出しエネルギー技術者桃太郎のノート
省エネその他いろいろな技術を学んでいる、見習い技術者の記録です。 仲間うちの情報交換を目的としておりますが、立ち寄られた方々も楽しんでいただければうれしいです。
日経BPのケンプラッツに建築界の若手は結婚も貯蓄もほぼ無理?という記事が出ていました。
生活に関わる話題ですから、無関心ではいられません。
私も収入は低いですから、状況としては似たようなものです。
ただ生活コストは低く抑えられているので、何とか今のところ過ごせているまでです。
のみならず、電気技術者試験センターが電気技術者活動実態調査結果(PDF)を公表していました。
こちらでも社会的地位と収入の低さに悩んでいる様子がうかがえます。
私は結婚をするつもりはありませんが、貯蓄はやはり欲しいと思っています。
しかし、これほどまでに複数の政府の財政が傷んで通貨の信用力が不安定になると、
通貨も資産の種類も徹底的に分散して貯蓄及び運用することが必要になると思います。
ところが、それをするにはある程度の金額の余裕がないと難しいです。
(安直にバランス型投信に投げるレベルならともかく)
お金だけならともかく、若手にはその他にも不満はいくつか抱えています。
空港に道路を作ってばかりいて馬鹿に安い石油を燃やすばかりだったのも、
年金などというねずみ講システムや郵貯簡保などで国債を抱え込んだのも、
前の世代が能無しだったのではないかと疑いを掛けています。
年寄りになると自分が生まれる前のことを歴史に学ぶことがなくなって、
生きてきた時代の記憶しか残っていなくて、それを元に若手と話して憎まれる、
とすると言い過ぎでしょうか。
(どのくらいいるのかは知りませんが)年寄り諸君、若手と話すには要注意ですぞ。
生活に関わる話題ですから、無関心ではいられません。
現在の年収レベルが続いたら今後も家族を養っていけるのだろうか。駆け出しの30歳前後の若手は、この問題でかなり悩んでいるのではないか――。親しい人にも聞きづらいこの質問を、日経アーキテクチュアが建築界の “アラサー”に投げかけたところ……。
私も収入は低いですから、状況としては似たようなものです。
ただ生活コストは低く抑えられているので、何とか今のところ過ごせているまでです。
のみならず、電気技術者試験センターが電気技術者活動実態調査結果(PDF)を公表していました。
こちらでも社会的地位と収入の低さに悩んでいる様子がうかがえます。
私は結婚をするつもりはありませんが、貯蓄はやはり欲しいと思っています。
しかし、これほどまでに複数の政府の財政が傷んで通貨の信用力が不安定になると、
通貨も資産の種類も徹底的に分散して貯蓄及び運用することが必要になると思います。
ところが、それをするにはある程度の金額の余裕がないと難しいです。
(安直にバランス型投信に投げるレベルならともかく)
お金だけならともかく、若手にはその他にも不満はいくつか抱えています。
空港に道路を作ってばかりいて馬鹿に安い石油を燃やすばかりだったのも、
年金などというねずみ講システムや郵貯簡保などで国債を抱え込んだのも、
前の世代が能無しだったのではないかと疑いを掛けています。
年寄りになると自分が生まれる前のことを歴史に学ぶことがなくなって、
生きてきた時代の記憶しか残っていなくて、それを元に若手と話して憎まれる、
とすると言い過ぎでしょうか。
(どのくらいいるのかは知りませんが)年寄り諸君、若手と話すには要注意ですぞ。
放射性物質の定義というのは難しいものです。
法律で定義されているため、物質一般としての用例では使いにくく、かといって、
放射能との言葉を使うのもどうかとは思います。
とりあえず、法律上の定義では、
*放射性物質(放射線障害防止法)
*核燃料物質
*核原料物質(この2つは原子炉等規制法)
があります。
我が国の原子力安全規制等の法体系について:文部科学省も参照下さい。
当然これらは濃度や量による裾切り値がありますので、微量の放射性核種があったとしても
法律の適用外になってしまいます。
「ウラン又はトリウムを含む原材料、製品等の安全確保に関するガイドライン説明会」に
行ってきました。
なんだなんだ、世の中そんなにウランやトリウムを含んだものが溢れているのかと言えば、
何とも言い難いものがあります。どうやら現状の把握がされていないような節はあります。
測定・分析してみると見つかる例はあるようです。
まだるっこしいのですが、今回の背景にある放射性核種に関しての考え方を
まず説明します。自然界には希薄な濃度の放射性核種が存在しています。
特にそれを意識して使う場合はNORM(Naturally Occurring Radioactive Materials)と
いいます。さらにそれが濃度を高めてしまう場合があり、TENORMなどといいます。
法律を国会に上程しなければならないほどの危険性はないものの、一応気をつけて
おくようにするかというのが、今回文部科学省がガイドラインを制定した意図なのです。
問題になるケースは多くはないものの、やはり時々は意図しない放射性核種が
集積してしまう場合がありますし、それが民生用の製品に使われているとなると
やはり無視できるものではありません。
過去、チタン鉱石でも事例があったため、当時の科学技術庁などが文書を発行しています。
思い出しましたよ。石原産業ではありませんか。
チタン鉱石問題に関する対応方針
ここまで極端な例はともかくとしても、希土類元素の使用が増えている現在は
尚のこと可能性はありそうです。
例としてあげられていたのは、モナザイト、リン鉱石、チタン、バストネサイト、
ジルコン、石炭。これらが日常において、生活の場面で接することがあるかどうかが
問われることになります。
え?難しくなってきたって?
今日受け取ってきた資料のリンクをつけておきますから、関心がある方は
何度も読み返しましょう。
まず、ガイドラインそのもの。
NORMガイドラインホームページ
同時に発表された概要や骨子も読む場合は6月26日付け発表から。
しかし、肝心の「ウラン又はトリウムの利用に関する現状」という講演資料が
見つかりません。数ヶ月後、また確認してみますか。
そして、NORMデータベース。
記事の長さなどの関係から、これ以上はガイドラインは深追いしません。
(気が向いたら書くかもしれないけれど、要望はあるのか?)
会場はすかすかでした。当然です。
でも来ている人たちは律儀に気にしているようです。
「研磨剤の原料がバストネサイトらしいのだが、その対応は?」
「取り扱っている商品からトリウムが検出されたのだが、ガイドラインの対象か?」
などなど。
必ずしも対象核種が検出されたからガイドラインの対象とはなりません。
誰が製造して、どのような用途に使われているかが問題です。
とはいえ、マイナスイオン製品に使われているらしいとなると穏やかではありません。
左のリンクにもある、安井先生もマイナスイオンには何度もいかがわしさを
指摘しています。マイナスイオン終焉など。
それが放射性核種を含んだ物質で作られていようとは、全てではないでしょうし、
健康にさしたる影響も(かといって効能も)ないでしょうが、その商魂に不気味さを
感じます。
法律で定義されているため、物質一般としての用例では使いにくく、かといって、
放射能との言葉を使うのもどうかとは思います。
とりあえず、法律上の定義では、
*放射性物質(放射線障害防止法)
*核燃料物質
*核原料物質(この2つは原子炉等規制法)
があります。
我が国の原子力安全規制等の法体系について:文部科学省も参照下さい。
当然これらは濃度や量による裾切り値がありますので、微量の放射性核種があったとしても
法律の適用外になってしまいます。
「ウラン又はトリウムを含む原材料、製品等の安全確保に関するガイドライン説明会」に
行ってきました。
なんだなんだ、世の中そんなにウランやトリウムを含んだものが溢れているのかと言えば、
何とも言い難いものがあります。どうやら現状の把握がされていないような節はあります。
測定・分析してみると見つかる例はあるようです。
まだるっこしいのですが、今回の背景にある放射性核種に関しての考え方を
まず説明します。自然界には希薄な濃度の放射性核種が存在しています。
特にそれを意識して使う場合はNORM(Naturally Occurring Radioactive Materials)と
いいます。さらにそれが濃度を高めてしまう場合があり、TENORMなどといいます。
法律を国会に上程しなければならないほどの危険性はないものの、一応気をつけて
おくようにするかというのが、今回文部科学省がガイドラインを制定した意図なのです。
問題になるケースは多くはないものの、やはり時々は意図しない放射性核種が
集積してしまう場合がありますし、それが民生用の製品に使われているとなると
やはり無視できるものではありません。
過去、チタン鉱石でも事例があったため、当時の科学技術庁などが文書を発行しています。
思い出しましたよ。石原産業ではありませんか。
チタン鉱石問題に関する対応方針
ここまで極端な例はともかくとしても、希土類元素の使用が増えている現在は
尚のこと可能性はありそうです。
例としてあげられていたのは、モナザイト、リン鉱石、チタン、バストネサイト、
ジルコン、石炭。これらが日常において、生活の場面で接することがあるかどうかが
問われることになります。
え?難しくなってきたって?
今日受け取ってきた資料のリンクをつけておきますから、関心がある方は
何度も読み返しましょう。
まず、ガイドラインそのもの。
NORMガイドラインホームページ
同時に発表された概要や骨子も読む場合は6月26日付け発表から。
しかし、肝心の「ウラン又はトリウムの利用に関する現状」という講演資料が
見つかりません。数ヶ月後、また確認してみますか。
そして、NORMデータベース。
記事の長さなどの関係から、これ以上はガイドラインは深追いしません。
(気が向いたら書くかもしれないけれど、要望はあるのか?)
会場はすかすかでした。当然です。
でも来ている人たちは律儀に気にしているようです。
「研磨剤の原料がバストネサイトらしいのだが、その対応は?」
「取り扱っている商品からトリウムが検出されたのだが、ガイドラインの対象か?」
などなど。
必ずしも対象核種が検出されたからガイドラインの対象とはなりません。
誰が製造して、どのような用途に使われているかが問題です。
とはいえ、マイナスイオン製品に使われているらしいとなると穏やかではありません。
左のリンクにもある、安井先生もマイナスイオンには何度もいかがわしさを
指摘しています。マイナスイオン終焉など。
それが放射性核種を含んだ物質で作られていようとは、全てではないでしょうし、
健康にさしたる影響も(かといって効能も)ないでしょうが、その商魂に不気味さを
感じます。
事例発表会に行ってきました。
低炭素社会の実現に向けた地域における新エネ・省エネ先進事例発表会です。
実質は近畿経済産業局が主催するものですが、こんな長い表題を聞いても
何がなんだか分かりません。何となく行かないより行った方が何かありそうというだけで
出掛けていったようなものです。
省エネルギーは今回あまり触れられていなくて、ほとんどが新エネルギー関係でした。
しかもそのうち一つだけが木質バイオマスで、その他は太陽光が絡んでいるものでした。
まず、近畿経済産業局が太陽光発電の買取制度について説明です。
欲しい人は経産省などから資料をダウンロードできます。
kWh当りの値段が48円と言われていますが、これは小規模の家庭用に限定されるようです。
住宅用と工場・事業所等の区分と、パネルの出力で10kW, 500kWの線引きがあります。
そして、そのうち設置していない一般消費者へも費用転嫁がされるようですが、
現状では0.1円/kWh程度とそれほど高くはありません。
持家の人には関心はあるかもしれませんが、そうでなければさして興味を覚えません。
実効性があるのは自治体の出す設置費用の補助の方が大きいでしょうし。
次は村野浄水場の事例です。
池の上に太陽光パネルをおいているのは比較的知られています。
それに加えて水位差発電と天然ガスコージェネレーションの導入もあります。
設備容量(電気基準)は水位差が240kW、太陽光が360kW、コジェネが7056kVA。
用地に制約があって池が立体的に構成されているところで、よく頑張っていると思います。
京都市の取組みもあります。
地域係数を用いての算出ではありますが、京都市の温室効果ガス排出量は減っています。
全国では同時期(1990-2007年)で増えているというのに。
部門で分解すると民生部門は増えているのですが、何れの部門にしても全国の増え方よりも
少なくなっているのです。それでもまだ目標に達していないとしています。
京都市の場合景観条例との兼ね合いが厳しいので、その話し合いで施策も制約を
受けるらしいです。太陽光パネルについても。
ただ1戸あたりの補助金額はかなりのものです。
神戸からはNPO法人ワット神戸が出てきました。
緩勾配とはいえ北側の屋根に取り付けるとか、防水加工を破りたくないために
コンクリートブロックを使った設置をするとか、コストダウンをする施工が得意です。
ところで気になったのが、携帯型太陽光電源装置。
100Vコンセント、12Vシガーソケット、5V USBポートとあって、それだけ聞くと
あれば便利と思います。フィルム型太陽光パネルを使っていて取扱も楽そうです。
ところが聞き進むと開発2号機になっても、6kgもあるのだとか。
それでは気軽に持ち歩こうとは思えません。
私が思うに、ノートパソコンと同じ程度にならなければ普及しないと考えます。
省エネ分野は省エネルギーセンターの改正法のパンフレットがある程度でした。
やはりというべきか、期待していたものはあまりありませんでしたが、
太陽光関係に関して多くの事例を聞いたことはよかったと思います。
低炭素社会の実現に向けた地域における新エネ・省エネ先進事例発表会です。
実質は近畿経済産業局が主催するものですが、こんな長い表題を聞いても
何がなんだか分かりません。何となく行かないより行った方が何かありそうというだけで
出掛けていったようなものです。
省エネルギーは今回あまり触れられていなくて、ほとんどが新エネルギー関係でした。
しかもそのうち一つだけが木質バイオマスで、その他は太陽光が絡んでいるものでした。
まず、近畿経済産業局が太陽光発電の買取制度について説明です。
欲しい人は経産省などから資料をダウンロードできます。
kWh当りの値段が48円と言われていますが、これは小規模の家庭用に限定されるようです。
住宅用と工場・事業所等の区分と、パネルの出力で10kW, 500kWの線引きがあります。
そして、そのうち設置していない一般消費者へも費用転嫁がされるようですが、
現状では0.1円/kWh程度とそれほど高くはありません。
持家の人には関心はあるかもしれませんが、そうでなければさして興味を覚えません。
実効性があるのは自治体の出す設置費用の補助の方が大きいでしょうし。
次は村野浄水場の事例です。
池の上に太陽光パネルをおいているのは比較的知られています。
それに加えて水位差発電と天然ガスコージェネレーションの導入もあります。
設備容量(電気基準)は水位差が240kW、太陽光が360kW、コジェネが7056kVA。
用地に制約があって池が立体的に構成されているところで、よく頑張っていると思います。
京都市の取組みもあります。
地域係数を用いての算出ではありますが、京都市の温室効果ガス排出量は減っています。
全国では同時期(1990-2007年)で増えているというのに。
部門で分解すると民生部門は増えているのですが、何れの部門にしても全国の増え方よりも
少なくなっているのです。それでもまだ目標に達していないとしています。
京都市の場合景観条例との兼ね合いが厳しいので、その話し合いで施策も制約を
受けるらしいです。太陽光パネルについても。
ただ1戸あたりの補助金額はかなりのものです。
神戸からはNPO法人ワット神戸が出てきました。
緩勾配とはいえ北側の屋根に取り付けるとか、防水加工を破りたくないために
コンクリートブロックを使った設置をするとか、コストダウンをする施工が得意です。
ところで気になったのが、携帯型太陽光電源装置。
100Vコンセント、12Vシガーソケット、5V USBポートとあって、それだけ聞くと
あれば便利と思います。フィルム型太陽光パネルを使っていて取扱も楽そうです。
ところが聞き進むと開発2号機になっても、6kgもあるのだとか。
それでは気軽に持ち歩こうとは思えません。
私が思うに、ノートパソコンと同じ程度にならなければ普及しないと考えます。
省エネ分野は省エネルギーセンターの改正法のパンフレットがある程度でした。
やはりというべきか、期待していたものはあまりありませんでしたが、
太陽光関係に関して多くの事例を聞いたことはよかったと思います。
カーボン、カーボン、カーボン、いろんなものがあるのでなれないうちは概念が混乱します。
今日はカーボンフットプリントです。
これは何かというと、一つの商品がどれだけの温室効果ガスを排出するかということを
明示することなのです。
マークを見てもらった方が、これに関してはイメージしやすいでしょう。
カーボンフットプリントのページ
商品それぞれに○グラム(場合によってはキログラムやトンもあり得ます)と表示されます。
「分かりやすいですね」「表示が増えるのは大歓迎です」などと
安直な感想が飛び交いそうです。
どれだけ手間がかかるか知らない人は強いですね。
何百何千とある原材料や部品のそれぞれについて調べなければなりません。
それだけでも気の遠くなるような作業が必要です。
数年前までは似たような作業を電機各社はしていました。
EUのRoHS指令の対応で、水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、PBB、PBDEを
含まないように部品の洗い直しを時間と手間をかけてしたのです。
それが物質の規制であるため、分析をすればある程度は分かりますし、
そうでなくとも原料として使わなければなんとかなるものでした。
それがエネルギーとなると、全ての原材料について見えにくく判別しがたい量の計算を
しなければなりません。
しかも、製造時だけではありません。使用や廃棄の段階も見積もらなくてはなりません。
この分析と見積もりは何か見たことがありませんか。
ライフサイクルアセスメント、LCAをエネルギーについてするものです。
そうなると、本当にまともに計算して公表できるのかどうか、疑問になります。
詳しくは申し上げるまでもありますまい。
当然そうなると、社会的な関心の割に、進行が遅く感じられるようになります。
今年前半の時点ではまだ今ひとつという感じがありました。
私が6月にした講演ではほんの一言触れたに留まっています。
昨年の東京での展示会エコプロダクツ2008で具体的な品物に仕上がってきたのですが、
講演にあわせて買ってみようと思っても、店頭になかったのです。(今もありません)
さて、今日の説明会です。
あまりに、あまりに、基本的すぎます。
つまり、原理原則を固め切るところまでまだ至っていないようです。
ただ、個別商品の見積もりの手法についてはかなり進行しているように思われました。
夏を越してみれば、数十も算定基準の計画が出てきています。
これが原案に完成されていけばいいのですね。
とはいえ、世の中のありとあらゆる商品に及ぶのは何時になることやら分かりません。
なお、この試行事業の流れは商品レベルで見ると次のようになります。
商品種別算定基準(PCR)という文書の作成が中心になります。
1. PCR原案策定計画の登録
2. PCRの認定
3. カーボンフットプリントの検証
さらにこのPCRやPCRの策定基準をどのように標準化するかも重要な検討事項です。
ISOでも議論が進められていますが、国内基準としてならJISの策定になります。
まだJISの段階に至っていないとしても、TSというJIS待ちに相当する標準文書に
仕立てることをする必要があります。
まだまだ出来上がるまで気の長い作業が続きますが、関心を寄せている方は、
一旦この時点で動向を見ておくのもよいかと思います。
今日はカーボンフットプリントです。
これは何かというと、一つの商品がどれだけの温室効果ガスを排出するかということを
明示することなのです。
マークを見てもらった方が、これに関してはイメージしやすいでしょう。
カーボンフットプリントのページ
商品それぞれに○グラム(場合によってはキログラムやトンもあり得ます)と表示されます。
「分かりやすいですね」「表示が増えるのは大歓迎です」などと
安直な感想が飛び交いそうです。
どれだけ手間がかかるか知らない人は強いですね。
何百何千とある原材料や部品のそれぞれについて調べなければなりません。
それだけでも気の遠くなるような作業が必要です。
数年前までは似たような作業を電機各社はしていました。
EUのRoHS指令の対応で、水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、PBB、PBDEを
含まないように部品の洗い直しを時間と手間をかけてしたのです。
それが物質の規制であるため、分析をすればある程度は分かりますし、
そうでなくとも原料として使わなければなんとかなるものでした。
それがエネルギーとなると、全ての原材料について見えにくく判別しがたい量の計算を
しなければなりません。
しかも、製造時だけではありません。使用や廃棄の段階も見積もらなくてはなりません。
この分析と見積もりは何か見たことがありませんか。
ライフサイクルアセスメント、LCAをエネルギーについてするものです。
そうなると、本当にまともに計算して公表できるのかどうか、疑問になります。
詳しくは申し上げるまでもありますまい。
当然そうなると、社会的な関心の割に、進行が遅く感じられるようになります。
今年前半の時点ではまだ今ひとつという感じがありました。
私が6月にした講演ではほんの一言触れたに留まっています。
昨年の東京での展示会エコプロダクツ2008で具体的な品物に仕上がってきたのですが、
講演にあわせて買ってみようと思っても、店頭になかったのです。(今もありません)
さて、今日の説明会です。
あまりに、あまりに、基本的すぎます。
つまり、原理原則を固め切るところまでまだ至っていないようです。
ただ、個別商品の見積もりの手法についてはかなり進行しているように思われました。
夏を越してみれば、数十も算定基準の計画が出てきています。
これが原案に完成されていけばいいのですね。
とはいえ、世の中のありとあらゆる商品に及ぶのは何時になることやら分かりません。
なお、この試行事業の流れは商品レベルで見ると次のようになります。
商品種別算定基準(PCR)という文書の作成が中心になります。
1. PCR原案策定計画の登録
2. PCRの認定
3. カーボンフットプリントの検証
さらにこのPCRやPCRの策定基準をどのように標準化するかも重要な検討事項です。
ISOでも議論が進められていますが、国内基準としてならJISの策定になります。
まだJISの段階に至っていないとしても、TSというJIS待ちに相当する標準文書に
仕立てることをする必要があります。
まだまだ出来上がるまで気の長い作業が続きますが、関心を寄せている方は、
一旦この時点で動向を見ておくのもよいかと思います。
![]() | 青い花 1巻 (F×COMICS) (2005/12/15) 志村 貴子 商品詳細を見る |
ふんわりした作風のコミックスを出しておきながら、今日の話題は痴漢です。
痴漢についての官民対策会議(日本経済新聞)が開催された模様です。
警察側は鉄道会社側に防犯カメラの設置を求めたとか。
東海道新幹線の新型車両や大阪市営バスにも、純粋な防犯ではありませんが、
カメラが設置されていますから、別に驚くことでもありません。
却って安心感が出るかもと考えてしまいました。
しかし釈然としません。
ついこの間、週刊東洋経済でこんな記事を読んでしまったからでしょうか。
東京圏の通勤事情緩和へ国は新たな制度設計を
ついでにもう一つ。
通勤問題に特効薬はあるか
大阪近辺では年々混雑が緩和されてきて、ぎゅうぎゅう詰めの電車というのはかなり
限られてきています。だから私はそれに当たることは稀です。
日中ともなれば、座れて当たり前、阪急ならば携帯電話電源OFF車両を選ぶのもありです。
だから、東京の混雑はとんでもなく信じられないものに見えるのです。
(あんたもそれに乗ってたんじゃないの?)
なんだろう、何か言われたようだけど、気のせいですよね。
いずれにしても、定員をはるかに超える乗車が常態化していることが適当かどうかが
問われる必要はあると思います。それでいて、日中は定員を下回っている電車が多くて
全体として赤字なのは、全体の運営がうまくいっていないのでしょう。
それを全て鉄道会社に負わせるのは適当と思えません。
道路や空港は国や自治体が莫大な資金を投入します。しかも国は特別会計で。
だったら国や自治体が線路を用意する上下分離もあってもいいとは思います。
ただ、現実にそれが必ずしも経営を助けているかどうかはよく分かりません。
すくなくとも、交通手段の建設に関して制度の歪みがあることと、
鉄道利用への社会的要望が強いにも関わらず有効な助成がされていないことは確かです。
苺関連のあるイラストレーターさんが「じゃあ線路増やせ!」と書かれていたのを
思い出します。
それをするとして、各車両にカメラを設置するよりは負担が大きくなります。
でも、道路用のより太いトンネルを東京山の手で掘り進めるよりは、
資金が少なく、工期は短くて済むはずなので、これまでの政権の選択が
適当だったかどうか疑わしいです。
がら空きであろうと、痴漢はいるものですから混雑緩和で全てが解決できるものとは
思いません。ただより有効な税の使い方があるのではないかと思うまでです。
人口減少が進んで今の京阪神のように女性専用車が空いていて男どもから妬みの視線を
浴びせられるようになるのを首都圏でも待つのでしょうか。




